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グアムの交通事故経験談4 ~いざ裁判~

前回の続きです。

事故発生からかれこれ3ヶ月、やっと裁判の日になりました。



  1. 裁判所へ

  2. 裁判が始まった

  3. 改めて裁判

  4. 判決が下された

  5. 判決に納得しない場合




裁判所へ


場所は Traffic Court (交通裁判所) と言ってデデドのタコベルの横のデデドモールというさびれたショッピングモールの中にあります。

指定された時間まで入場を待っていましたが自分達以外にも結構な人数が集まっていました。

以前保険の担当者と相談した際に言われていたのは今回の1回目の裁判は切符を作った警官と裁判官との話し合いで、もしその警官が来なければ切符は無効になって無罪、もし話し合いで自分達の主張が認められれば今度は相手方も含めて改めて裁判があるとの事でした。

妻と二人であの警官来なければいいのになと話していましたが、どこかで見覚えがある顔が…

残念。

あの警官がいなけりゃさっさと終わりだったのに。


時間になり持ち物検査をして裁判所の中へ入りました。

自分も妻も入る前はてっきり小さなオフィスのような場所で話し合いをするのかなと思っていましたが中に入ってビックリ。いかにも裁判所って感じでした。

自分達も含め大体30人くらいが裁判をしに来ていましたがそれに対して警官は5人くらいしか来ていませんでした。


裁判が始まった


裁判が始まると裁判を起こした人が一人ずつ呼ばれて裁判官の前に座り、裁判官がなんの違反で捕まったかを読み上げます。

違反切符を作成した警官が出廷していない場合、
「警官が来ていないので違反は無効になります」
と裁判官に説明され、座ってた人はそのまま別室へ移動していきました。

今回の裁判ではスピード違○とか携○を使っていたとかの違反で来ている警官はいませんでした。


警官が出廷している場合、警官と違反した人が順番に捕まった時の状況を説明した後別室に移動していきました。


自分達のように相手方がいる交通事故で違反切符を貰っていた人はいなくて全部単独の違反でした。


やっと自分達の番になり裁判官の前に座りました。

そしたら警官と、事故の相手方も来ていました。


あれ?

保険の担当者は相手方は今回の裁判には来ないって言っていたよな?

まぁ別にいいけど。


で、裁判官に自分たちの名前とかを確認された後、

「あなた達英語は大丈夫ですか?」

と裁判官に質問されました。


お?

自信が無かったから聞いてくれてよかった。


自分達
「自信は無いです」

と答えると、

裁判官
「お互い公平な立場で裁判をしなければならないので、通訳者を呼んでまた後日裁判を行います」


おぉさすが裁判官。

公平な判断をありがとう。


でも待てよ、通訳って金かかるんじゃ……

自分
「あの、通訳の人に費用はかかるんですか?」

裁判官
「こちらで用意するのでお金はかかりません」

やったー!

すばらしい。

これなら自分達の主張を細かく説明できる。

助かった~。

で、裁判は1週間後に改めて行われると説明を受け、それが書かれたメモを貰いその日は終わりました。


改めて裁判


1週間後、裁判の日になりました。


自分は予定があってどうしても行けなかったので妻だけで参加です。


事前にこれを説明しろとかいろいろ教えておきましたが、妻は車の話になると頭の回転が悪くなるのでちゃんと話せるか不安でした。


ここからは妻に聞いた裁判の様子です。


時間になると裁判が始まり、前回と同じようにスピード違○や携帯電○の違反で警官は来ておらずあっさり違反は取り消し。

良かったねー


ある人の場合、何がもともとあったのか分かりませんが罰金を今日までに払わなくてはならないのにそのお金を用意する事が出来なかったみたいで、

裁判官
「今日までにお金を払わないと刑務所に入る事になるのは分かってますね?」

とある人
「はい」

と答えると、その場で警官に手錠をかけられそのまま連行されていったようです。

その人の奥さんは号泣。


まぁグアムの場合、犯罪者の数に比べて刑務所が狭すぎて収容しきれず、すぐに出てくる事が多かったり脱走してもほっとく事が多いという噂です…

この人もすぐ出てこれるのかな?

さすがに2年前のグアムで有名な事件の犯人はそんな事になったら困るのでアメリカ本土へ護送されたそうな。


話を戻して、

やっと名前が呼ばれ妻の番になったので、裁判官の前の席に通訳の方と一緒に座りました。

裁判官が「始めます」と言い、まずは相手方が状況の説明をしました。

相手方
「自分が車を運転していたら相手(妻)の車が前に割り込んできてぶつかった」

……
まぁ自分が悪い事になりたくないから割り込まれたって言うだろうし、あの状況でごまかす方法はそれしかないよな。

でもなんで警官はあの状況で相手が言う事を鵜呑みにしたのか?

今まで一体どんな事故を見てきてそう判断したのか?

なんで相手の車は前に割り込まれた事になってるんだ?
……

次に妻
「自分がまっすぐ運転していたら相手の車がぶつかってきた。自分は車線変更をしてない。」

それに対し相手は証拠があると自分の車のぶつかってへこんだ部分の写真を一枚だけ裁判官に提出。


……
証拠?

それが証拠?

いったいへこんだ写真1枚だけでどうしたら割り込まれた証拠になるんだ?
……


裁判官
「この写真について異議はありますか。」

それがぶつかった時の写真なので、

「ありません」

と妻は答えました。


……
ここでの異議って、妻が割り込んだ事の証拠になるかならないかを聞かれていたのかもしれません。

自分がその場にいなかったので質問された内容がこれであっているか分かりません。

ですがこの後の裁判の中で特に妻の意見を主張できる場面が無かったので、もしかしたらここで異議ありと答えて妻のの意見を主張すれば良かったのかもしれません。
……


裁判官
「相手(妻)の車が見えなかったのか?」

と相手方に質問すると、

相手方
「突然出てきたから見えなかった。」

裁判官
「あなた(相手方)はどこに行こうとしていましたか?」

相手方
「GPOです」

そこで妻が話に割り込み
「相手の車はタモンに戻ろうとしていた。なぜなら車が左に向いていたから。自分だけがGPOへ向かっていた。」

と反論。

これに対し相手方は何も答えませんでした。

すると「コンコン」と裁判の棒が打たれ、

「妻を有罪とする。」



判決が下された


裁判官
「妻を有罪とする。」


妻は言いたい事がたくさん残っていましたが発言することは許されませんでした。

判決が下されこの裁判は終了しました。


……
いやいや、ちょっと待てよ。

妻が言いたい事喋る時間は無いのか?

裁判って言いたい事言える場所じゃないの?

写真の話で異議は無いって答えたから?

ってかしかも相手黙ったよな?

裁判官はそれで何を考えたの?

言い返せないから黙ったって思わなかったの?

相手と妻に簡単に質問だけして終わり?

そりゃないだろ?

裁判ってそういうものなの?
……



↑受け取った判決の書類
(ってか罰金の金額が空欄なのはいいのかな?)

もちろん判決に納得しませんでしたが、すでに判決が出されてしまったので交通裁判所で反論する事はできず、

「罰金を払う」か

「さっきの人のように刑務所に行く」か

選択肢は2つしか無いようです。

不満だらけですが払わないと刑務所行きなので罰金を払うしかありません。


カードで払うと手数料が掛かってしまうそうなので、

自分
「ATMに行ってきていいか?」

と聞いたらあっさり

係員
「どうぞ」

と言われました。

……

「そのまま逃げれるじゃん」

まぁ指名手配犯になりたくないので素直に支払いに戻りましたよ。



交通違反の罰金$350

裁判に負けてしまったので裁判料$20

合計$370。

ふざけんな……


判決に納得しない場合


ちなみに罰金を払った後でなら普通の裁判でまた争う事も可能なようです。

ただし今回の交通裁判と違って自分で弁護士を用意する必要がありお金がとてもとてもかかるようなのでこの時点で諦めました……



自分は高い授業料を払ったなと自分に言い聞かせましたが、結局自分が悪い事になってしまった妻のイライラはしばらく最高潮でなだめるのが大変でした……


今回の事故についてのまとめ





以上です。
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Author:guamcardiy
グアム在住の日本人です。

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